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フッ素はどんな効果があるのか?開始時期や量は、濃度は?(フッ素 パート3)

2024/03/02

100日ブログ 61日目

堺市でお口から健康に美しくを目指して

お口の中からエステをしています。

ほうれい線や二重顎、フェイスラインが気になる

食いしばり、歯ぎしりが気になる。

舌に歯型ついていて、朝起きたら顎に痛みがある


こんなお悩みの方にオススメの

オーラルエステです

そろそろフッ素のお話も今日でおわりの予定です。
1日目はフッ素は必須微量元素で、歯や骨を作る石灰化には欠かせないものです。食品にもほとんど含まれていて、海水のフッ化物濃度は6億年も変わる事なく1.3ppm含まれてるよ。と書きました。
2日目は、でもフッ化物の過剰摂取や慢性過剰摂取では、中毒を起こす事もあるし、歯のフッ化症や骨のフッ化症を起こす事があります。
また有機フッ素化合物(PFAS)は、炭素とフッ素の結合したもので、歯科で使われている無機フッ素化合物とは別のものです。と書きました。
3日目の今日は、

フッ素と原因不明のまだらな歯

1800年代世界中から歯がまだらになる斑状歯が報告されていました。原因がわかりませんでした。1936年に飲料水にフッ素が過剰に含まれている事が原因とわかり、そこからフッ素の研究が始まりました。過剰に摂取すればフッ素症を引き起こすが、過剰でなければ歯をまだらにせず、むし歯が少なくなる事がわかりました。
WHOでも現在フッ化物の応用を推進しています。日本でも遅れながら2017年に90%以上の歯磨き粉にフッ素が配合されるようになりました。

フッ化物の効果

むし歯予防にとして使われるフッ化物は「フッ素化合物」としてカルシウムと結びついたフッ化カルシウムやナトリウムと結びついたフッ化ナトリウムを歯の表面に塗布することで、含まれている、カルシウムやリンといったミネラル成分がむし歯予防につながる効果を発揮する手伝いをしてくれています。
  • 歯の質を強化
歯の表面は「エナメル質」と言う硬い層で覆われていますが食事から受ける酸やむし歯菌が作るプラークで溶けやすいのです。フッ素成分をエナメル質に塗布することで、歯質の密度が上がり酸に溶けにくい強い歯を作ります。
  • 再石灰化で初期のむし歯を修復
食事をするとお口の中は酸性になり歯の表面組織からカルシウムやリンが溶け出してエナメル質が一時的に粗造になります。唾液やうがいなどで
ゆっくりとは回復していくのですが、フッ素にはこの回復を(再石灰化)を促進し初期のむし歯を修復してくれる効果があります。
  • むし歯の原因菌の活動を抑制
プラークは歯磨きされずに付いたままになっていると、むし歯原因菌が増殖と酸の産出を続け、どんどんむし歯を大きくしてしまいます。
フッ素にはむし歯の原因菌の活動をおさえる効果があるとされています。フッ素を塗布していない歯よりも脱灰リスクを抑える事ができるといわれていますが、歯磨きはきちんと行って下さい。フッ素を塗布したから、むし歯にならない訳ではありません。


フッ素の使用方法


水道水にフッ化物を添加して使う方法は、日本では、実施されていません。フッ化水質基準はWHOでは、1.5ppmF以下ですが、
日本では、0.8ppm F以下となっていますので慢性中毒を起こす危険はかなり低いです。

歯の表面に直接フッ化物を作用させる方法

フッ化物歯面塗布

歯科では、9000ppmFもの高濃度ジェルを歯面に塗ります。予防率30〜40%

フッ化物入り歯磨き剤

ほとんどの歯磨き剤にフッ素が入っています。
予防率20〜30%

フッ化物洗口法

フッ素の入った液で一分ほどぶくぶくうがいをします。
毎日のものも、週一回の物もあります。
4歳くらい〜中学卒業位まで洗口法をするとむし歯予防として大きな効果があるとされています。大人になってからも効果が持続すると言われています。
予防率50〜80%
ただ、小さなお子さんへのうがいができない子へは、全て液体を飲み込まない限りは、急性中毒の心配はありませんが、やはり飲み込まない方が良いので、うがいが出来るようになってからの使用がオススメです。
また保管場所などもきっちりと注意する事が大切です。

開始時期と量

2023年1月にフッ化物歯磨剤の使用の量がかわりました。

開始時期は歯が生えてきた時からで

変更前
歯の萌出〜2歳
使用量ー切った爪程度の少量
フッ化物の濃度ー500ppm
3〜5歳
使用量ー5㎜以下  濃度500ppm
6〜14歳
使用量ー1cm           濃度1000ppm
15歳以上
使用量ー2cm          濃度1000~1500ppm
  • 変更後
  • 歯の萌出〜2歳
  • 使用量ー米粒程度(1~2㎜)  濃度1000ppm
  • 3〜5歳
  • 使用量ーグリンピース程度  濃度1000ppm
  • 6〜成人 高齢者
  • 使用量ー歯ブラシ全体(1.5~2cm) 濃1500ppm

と大きく変化しています。

まとめ
小児や成人の歯をフッ素がコーティングしてくれるのですが成人以降高齢者は、加齢や歯周病によって歯茎が下がってきてしまい、歯の根っ子が露出して来てしまいます。歯の根面には、エナメル質がなく象牙質やセメント質といった、歯の質が柔らかくザラザラしたものに変わり、歯垢が溜まりやすくむし歯になりやすいためこの部分にフッ素を塗布する事で根面う蝕の予防効果が得られる事がわかってきました。大人でもフッ素を積極的に使った方がむし歯予防にはいいと言えます。

本日もお読み頂きありがとうございました。







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